スウェーデン、フィンランド、アメリカなど、予防先進国といわれる国々では、定期検診率が80~90%と言われています。
それに比べ、日本の定期検診率は、たったの2%とかなり低いのが現状です。
それに伴い、予防先進国に比べて、日本では高齢者になるほど歯が残っている本数(残存歯数)が少なくなっています。
虫歯治療にせよ歯周病治療にせよ、治療が終わったからといっても安心はできません。患者様の口腔状態によって、期間や内容は変わりますが、3~4ヶ月に1回位は、歯科医院で定期検診を受けることをおすすめいたします。
歯磨きを毎日して、きれいにみがけていると思っていても、
全体の10~20%は、磨き残してしまいます。
歯科医院でのブラッシングでは、特別な器具を用いてクリーニングを行います。プロによるブラッシングで落としきれない歯の汚れをすみずみまできれいにすることができます。
虫歯や歯周病を予防するためにも、歯科医院でのクリーニングを
おすすめします。
歯周病の治療は、歯周ポケットに存在する歯垢(=プラーク)を
徹底的に取り除くことが重要です。
これをプラークコントロールといいます。
プラークを機械的に除去することをPMTCと呼びます。
PMTCは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、
歯科医院で行う専門家によるプラークの機械的除去のことです。